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「新しい時代にふさわしい日中関係の構築へ」=横井新大使

 

横井裕新日本大使の着任記者会見が16日午後、北京市にある日本大使館で行われました。横井大使は冒頭の挨拶で、良好な中日関係は両国と両国国民にとっての共通利益であるとした上で、「日中関係は一昨年のAPECで首脳会談が実現して以来、改善に向けた舵が切られた。先日は4年半ぶりの外相会談が実現し、日中関係の重要性を確認した。私は、今後日中関係の歯車が着実に回って行くよう、現場の大使として努力して行きたい」と意気込みを語りました。

今後の中日関係の発展について、横井大使は「中国が改革開放を始めて、現在の世界第2位の経済大国になるまでの姿を現場で経験した。世界経済、そして政治における各々の立ち位置と関係は以前と大きく異なる。客観的な状況が大きく変わっているため、それに合わせた距離感と協力関係の確立が求められている。これを踏まえながら、新しい時代にふさわしい日中関係を構築するために全力を尽くしたい」と述べました。

また、両国関係の増進について、横井大使は、首脳会談の実現が非常に重要な役割を果たすとし、新大使として首脳会談の実現に向けて全力をあげていく考えを示しました。

6回目の中国勤務となる横井大使は、環境問題に注目しているとし、「多くの中国観光客が日本を訪れているが、中国を訪れる日本人が少ない。これは、環境問題が影響している可能性が大きい。日本もいろいろな環境問題を経験した上で、優良な環境を実現した。大気汚染を含む環境問題において、これまでの協力の成果を生かしつつ、更なる協力関係を発展させたい」と抱負の一端を語りました。(取材・写真:RYU)

 

中国国際放送局日本語部より

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