求人プラットフォーム「香草招聘」はこのほど、北京人的資源サービス業協会、上海人材サービス業協会と共同で、「『90後』末端ホワイトカラー就業報告」を発表した。報告によると、北京エリアの「90後(1990年代生まれ)」ホワイトカラーの平均月給は5570元(1元は約16.7円)、上海(5980元)に続き全国第2位だった。また、「70後(1970年代生まれ)」や「80後(1980年代生まれ)」と異なり、「90後」ホワイトカラーは、職業を選ぶ過程で、「新しさ・スピード・チャレンジ」を求めるという特徴を呈し、仕事の圧力がかなり高いが報酬もかなり多い販売職が最も人気が高かった。このほか、北京の「90後」ホワイトカラーのうち、「1年に1度転職する」人は3割強と、転職率はその他の都市より低いことが分かった。北京青年報が報じた。
統計データによると北京エリアの「90後」ホワイトカラーの平均月給は5570元と、2014年北京市従業員平均月給6463元(2015年データは未発表)に比べ893元低かった。「4千元-6千元」ゾーンが、「90後」ホワイトカラーの月給の目安となっており、全体の60%を占めた。「月給2千元―3千元」はわずか4%にとどまった。
このほか、北京エリアでは、人事職の平均月給は6100元と、販売職の5940元をやや上回り、職種別ランキングのトップに立った。インターネット・IT職(5915元)とマネージャー職(5900元)がそのあとに続いた。「90後」ホワイトカラーの間で最も人気がある職種は「販売職」で、「人事職」「行政職」「インターネット・IT職」がそのあとに続いた。
個人のキャリア発展の可能性が、「報酬アップの可能性」を抑え、「90後」ホワイトカラーが求職の際に最も重視するポイントであることが、報告から明らかになった。求職の際に最も重視する要素として、「個人のキャリア発展の可能性」を挙げた人は49%に上り、「報酬」を第一とした人は2割にとどまった。
安定性を重視する「70後」や「80後」に比べ、「90後」ホワイトカラーは、「新しさ・スピード・チャレンジ」を追求して転職する人が多く、転職率もより高かった。統計データによると、北京エリアの「90後」のうち、「1年に1度転職する」人の割合は34%、「2年に1度」は26%、「3年に1度」は21%だった。また、転職する際に仕事を探す主要ルートとなるのは「求人プラットフォーム」だった。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年5月17日
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