19日、中国政府と国連世界観光機関(UNWTO)の共同開催による第1回世界観光発展会議が北京で開幕した。今会議は、中国の発案・提唱・組織・呼びかけによって実現した。中国の指導層と関連諸国の元首が開幕式に出席して挨拶に立ち、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長が祝賀のメッセージを寄せた。600人に及ぶ世界107カ国・地域の代表および国内の各部・委員会と各省(自治区・直轄市)の代表、観光研究機関・大学と大型旅行会社の代表、国内外の報道関係者など総勢1千人近くが北京に集結し、「観光が発展と平和を促進する」というテーマのもと、世界観光業の発展に向けた大計をめぐり掘り下げた討論を展開する。人民網が伝えた。
今会議に海外から参加した貴賓には、イランのマスード・ソルタニファル副大統領兼文化遺産・手工芸・観光庁長官、モーリシャスのデュヴァル副首相兼観光・外部通信省担当相、バヌアツのジョー・ナトゥマン副首相兼観光・商業担当相、サウジアラビア観光・国家遺産委員会総裁のスルタン王子など政治要人、英国・米国・ロシア・フランス・ドイツ・イタリア・南アフリカなど中国にとって重要な観光パートナー国や韓国・日本・タイ・モンゴル・インドネシア・カンボジア・ミャンマーなどの周辺国、南太平洋・アフリカ諸国の観光当局などの代表が含まれていた。
今会議では、プロモーション・レセプション、開幕式、基調講演、トップフォーラム、G20観光相会議などのメインイベントが催される。北京市は、会議期間に合わせて北京国際観光博覧会を開催し、山西・湖南・貴州の各省が期間中に観光PR活動を繰り広げ、山東・河南の両省は、一部の会議出席者を現地視察に招く。このほか、国連は2015年9月、2017年を「持続可能な国際観光発展の年」とすることを定め、今会議の開幕式で正式に始動を宣言する。今会議の締めくくりとして、成果が取りまとめられた文書「北京宣言」が発表される予定。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年5月20日
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