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ソフトバンクがアリババ株24億ドルを一部売却

 

アリババ(阿里巴巴)集団は1日、日本のソフトバンクが保有する時価20億ドル(1ドルは約110.7円)のアリババ株を買い取ることで合意した。必要な資金はアリババが手持ちの現金で支払うという。中国経済網が伝えた。

またアリババの創業者と上級管理職で構成されるアリババパートナーは、ソフトバンクから4億ドルのアリババ株を買い取ることに同意した。

アリババ集団取締役局の馬雲(ジャック・マー)会長は、「孫正義氏のリーダーシップの下、これまで16年を超える長きにわたり、ソフトバンクはずっとアリババが非常に重視する長期的な戦略的協力パートナーだった。私たちの緊密な協力パートナー関係が今後も保たれることを願う。ソフトバンクが財務体質の改善を求めている今、アリババが自社株を買い戻し、自社の事業に再投資することが、自分たちの資金の最善の利用方法であり、株主に実質的な利益をもたらすことにもなると確信した」と話す。

今回の取引に合わせ、ソフトバンクは総額50億ドルの強制転換証券を発行し、これは3年以内にアリババの米国預託株式(ADS)に転換される。ソフトバンクが発表した今回の取引の狙いは、現金資金を調達して負債規模を縮小すること、戦略上の柔軟性を高めることだという。

ソフトバンクが2001年1月にアリババに投資して以来、アリババ株を売却するのは今回が初めて。16年3月31日現在、ソフトバンクはアリババの流通株式の32%を保有しており、今回の取引が完了すると、持ち株比率は28%に低下する。

 

人民網日本語版より2016年6月1日

 

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