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中米の新型大国関係、「両国の根本的利益に合致」

 

第8回中米戦略・経済対話と第7回中米人文交流ハイレベル協議が6月6日に北京市で開幕し、中国の習近平国家主席は開幕セレモニーで重要スピーチを行った。中国と米国が関与する部門が最も多く、テーマが最も広いハイレベル対話メカニズムとして設立以降、中米の戦略的な相互信頼の増進、ウインウインの協力拡大、両国民の友好促進などで特別に重要な機能を発揮したと述べている。

2013年に米サニーランドで中米首脳会談が開かれた後、中米の新型大国関係の構築に向け、関連メカニズムの整備を通じて、戦略コミュニケーションの継続的な強化、実務協力の拡大、不一致の適切なコントロールを図った。この3年間の実績から、中米の新型大国関係は両国の根本的な利益と合致することが明らかとなった。2015年の中米の貿易額は5584億米ドル、双方の投資額は1400億米ドルを超え、経済・貿易関係はさらに緊密となっている。

中国と米国は、気候変動、反テロ、法律執行などで交流・協力を進め、なかでも気候変動共同声明を3件発表し、国際社会と共に歴史的な意義のある「パリ協定」を実行した。朝鮮半島の核問題、イランの核問題、アフガニスタンとシリアの和平問題など重大な国際的・地域的問題でも数多く効果的に連携。中米の人文交流と地域協力はかつてないほど活発化し、昨年は人員交流が延べ500万人近くに上った。この協力関係は両国民、さらには全世界に本当の利益をもたらした。

習近平国家主席は開幕セレモニーのスピーチで、中米の新型大国関係の構築について、両国の相互信頼の強化、ウインウインの協力拡大、不一致と敏感な問題の適切なコントロール、アジア太平洋の課題に関するコミュニケーション・協力の強化、両国の友好育成が必要との重要な提言を行った。

また、歴史を振り返っても、中米の新型大国関係構築は両国の根本的利益に合致すると指摘。双方が方向を固め、根気よく取り組めば、中米の新型大国関係がさらに発展し、両国民と世界各国の民衆に幸福をもたらすとの見解を示した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月7日

 

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