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東欧と中央アジアに対する中国の新たな外交活動

 

中国の習近平国家主席は今週金曜日に新たな外交活動を行なう。今回訪問するのはセルビア、ポーランド、ウズベキスタンで、ウズベキスタンの首都タシケントでは上海協力機構首脳会議にも出席する。人民日報が伝えた。

セルビアは中・東欧地域で初めて中国と戦略的パートナーシップを構築した国だ。現在中国とセルビアは政治的相互信頼を強化し続け、実務協力は急速に発展し、関係格上げの新たな契機を迎えている。昨年9月3日、セルビアのニコリッチ大統領は中国の軍事パレードに部隊を率いて出席した。ニコリッチ大統領は習主席の訪問を「歴史的」と呼んだ。中国がセルビアとの友好関係を特に重視しているとの重要なメッセージを全世界に伝えたからだ。

ポーランドも今回の訪問に大きな期待を寄せている。ポーランド科学アカデミー政治学研究所アジア太平洋研究センター長のWaldemar J .Dziak教授は「中国の支援を得て、中国との関係を発展させたことで、ポーランドの対外関係の扉がもう1つ開かれたことは間違いない」と指摘した。

ポーランド・中国友好協会名誉会長のZdzislaw Goralczyk氏は人民日報の取材に「習主席が近くポーランドを訪問するとの知らせを受けて感動の余り一晩中寝つけなかった。両国関係の新たな1ページを開くからだ。ポーランド・中国両国民の世々代々の友好は私の生涯における最大の願いだ」と述べた。

習主席はユーラシア歴訪の最後の国として古代シルクロードのウズベキスタンを訪問する。2012年に戦略的パートナーシップを構築して以来、両国関係は飛躍的発展を遂げた。中鉄隧道集団(CTG)のウズベキスタン鉄道トンネルプロジェクトで働くウズベキスタン人は「習主席の今回の訪問によって、ウズベキスタン・中国両国はより多くの分野で協力を確立できる。私は今後引き続き中国の友人と共に私の郷里をより素晴らしくすることも望む」と述べた。

「上海ファイブ」が「国境地帯での軍事分野の信頼強化に関する協定」に調印してから今年で20年。今回の上海協力機構首脳会議にはこれまでの取り組みを受け継ぎ、今後の道を開く重要な意義がある。ウズベキスタンのカリモフ大統領は先日「習主席の首脳会議出席を大変待ち望んでいる。中国側と共に、上海協力機構の新たな発展を促したい」と表明した。(編集NA)

 

「人民網日本語版」2016年6月15日

 

 

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