投資元の国・地域別にみると、上位10カ国からの1-6月の実質投資額は前年同期比2.8%増の656億5000万米ドルと、FDI全体の94.6%を占めた。うち、米国が136%増、イギリスが105.3%増、ドイツが90.3%増と高い伸びを示した。主に情報通信、コンピュータサービス・ソフトウェア、科学研究、技術サービス・地質調査、製造などが高い伸びとなった。1-6月の東南アジア諸国連合(ASEAN)からの投資額は2.1%減の32億7000万米ドル、欧州連合(EU)からは38.3%増の56億4000万米ドルだった。
投資先の地域別では、西部向けが高い伸びを示した一方、東部向けは横ばいとなった。1-6月の西部への投資額は29.5%増の329億1000万元(51億3000万米ドル)、東部への投資額は7%増の3853億2000万元だった。
新設された企業や増資を行った企業も多かった。1-6月に1億米ドル以上を投じて新たに設立された大型外資系企業数は380社余り、1億米ドル以上の増資を行った企業数は210社余りに上った。新素材、新エネルギー自動車・電池、航空機部品、IC・チップなどの研究開発・生産を手がける製造業向けの投資額が大きかった。医療、シルバー、電子商取引、クラウド・コンピューティング、モノのインターネット(IoT)の技術開発や応用などのサービス業も含まれる。
買収合併による投資も引き続き増加した。1-6月に買収合併により設立された外資系企業は5.2%増の674社と全体の5%を占めた。投資額は14.2%増の921億7000万元、全体の20.9%を占めた。
チャイナネットより2016年7月13日
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