まもなく開幕を迎えるブラジルリオデジャネイロオリンピック。時差があるため、目の下にクマを作りながらテレビ観戦していた昔と違い、今は現地に行ってオリンピックを生で観戦する中国人が増加している。銭江晩報が報じた。
ブラジルは今のところ中国人観光客を対象としたビザ免除措置はないものの、オリンピック観戦チケットか有效な観戦チケットの購入証明を持つ中国人は、ビザ申請に必要な資料が通常よりも少なく、手続きにかかる時間も半分で済むことが明らかになった。
観戦チケットがあればビザ取得が簡単に
8月5日から21日まで開催されるリオデジャネイロオリンピックの観戦チケットを、ブラジル以外の国や地域で購入する場合、その国や地域のオリンピック委員会が指定するチケット代理店で購入しなければならないことになっている。
中国の旅行社・凱撒旅游の関係責任者によると、在中国ブラジル大使館は現在、オリンピックの正式な観戦チケットか有效な観戦チケットの購入証明を持つ申請者を優先的に、ビザ発行手続きを進めており、申請者が提出する資料も大幅に簡素化されている。大使館は資料を受け取ると12-15営業日でビザの許可が下りる。加急申請への対応はないが、ビザ取得に必要な時間は通常より半分に短縮されている。
ただ、同政策はブラジルに渡航する他の観光ビザには適用されない。また、申請者が提出する観戦チケットは、中国のオリンピック委員会が管轄する区域で正規のルートを通して購入したものでなければならず、中国以外の国や非正規ルートを通して取得した観戦チケットである場合、優先の対象にはならない。
中国ではどんな人が夏休みにサンバの国ブラジルに行ってオリンピック観戦をしようと計画しているのだろうか?旅行サイト・同程旅游の統計によると、その多くは、北京や天津、広州、深センなど華北、華南の大都市。年齢層は、1970年代、80年代生まれが多く、そのほとんどが男性だ。また、オリンピック観戦を主な目的とした同サイトのユーザーは、ツアーでの渡航が多く、現地滞在期間は15日から20日間。平均費用は6-10万元(約93-155万円)となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年7月13日
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