|
中朝友誼橋 |
2年あまりの準備期間を経て、中国人観光客が朝鮮を訪れる「上陸旅行」がこのほど正式にスタートした。パスポートを持たない中国人観光客が遼寧省丹東市から朝鮮側に渡航して、異国情緒を楽しむことができる。新華社が報じた。
この旅行商品を扱う遼寧省丹東市の中国国際旅行社の全順姫総経理は取材に対して、「7月9日同プロジェクトが開始してから3日足らずで、1000人近い観光客を受け入れた」と説明した。滞在可能時間は半日で、料金は350元(約5500円)。パスポートは不要で、身分証明証を持って、丹東市の公安当局で「出入境通行証」を申請し、朝鮮の入国検査当局の審査に通れば、渡航が可能になり、アライバルビザに類似している。
中国人観光客が観光できるのは、指定された約3万平方メートルの観光エリア。朝鮮の民族音楽や舞踊を鑑賞したり、正真正銘の朝鮮の特産品などを購入したり、バスに乗って新義州(シニジュ)を観光したりできる。
丹東市と新義州は鴨緑江を挟んで向かい合う国境の町。毎年 1万人以上の観光客が丹東から朝鮮側に渡航する。全総経理によると、同プロジェクトのポテンシャルは大きく、今後第二期の工事が終わると、観光エリアは13万平方メートルに拡大し、1日当たりの観光客数が最大で約1万人になると見込まれている。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年7月14日