中国環境保護部(省)は17日、今年上半期の全国大気・地表水環境の質をめぐる状況を発表した。338の地級市(省と県の中間にある行政単位)以上の都市における大気の質は全体的に改善傾向となっており、重点地区における大気中の粒子状物質の濃度は、引き続き低下している。人民日報が伝えた。
モニタリングデータによると、338の地級市以上都市のうち、78都市の大気の質は基準をクリア、前年同期比6.5ポイント上昇した。大気の質が「優良」な平均日数の割合は76.7%、同4.0ポイント上昇。重度汚染日の割合は、2.9%、同0.5ポイント下落。PM2.5濃度は1立方メートルあたり49マイクログラム、同9.3%減少。PM10濃度は1立方メートルあたり90マイクログラム、同6.3%減少となっている。
環境保護部環境監測司の羅毅・司長は「今年上半期、74都市のうち大気の質が比較的劣っていた10都市(第74位から第65位)は順に、保定、邢台(■は形のへんにおおざと)、鄭州、邯鄲、済南、唐山、烏魯木斉(ウルムチ)、衡水、石家庄、西安。一方、大気の質が比較的優良だった10都市(第1位から第10位)は順に、海口、恵州、厦門(アモイ)、深セン、珠海、中山、舟山、江門、麗水、拉薩(ラサ)だった。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年7月18日
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