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韓国にTHAADを配備、「不純な勢力」が問題視=朴大統領

 

韓国KBSテレビは21日、韓国の朴槿恵大統領が同日午前の国家安全保障会議で、「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備について弁明したと報じた。朴大統領は、「THAADは国家と国民を守る最良のプランだ。現在も一部の政治家と輿論がその配備の取消を求めているが、それならば朝鮮のミサイル攻撃から国民を守る代替案を出すべきだ。不純な勢力がTHAAD問題により事を構えようとしている。私は最近、THAAD問題により多くの批判と反対を受けたが、大統領がこれに動じれば国家安全は成り立たない。私は国家安全を守るため最大限の努力を尽くす。いかなる批判にも屈することはない」と述べた。

聯合ニュースは、朴大統領の発言は野党から批判されたと報じた。韓国最大野党「共に民主党」の李載京報道官は21日、「大統領がTHAADを疑問視する国民を批判・非難するとは常軌を逸している」と述べた。韓国野党第2党「国民の党」の朴智源臨時党首は、「大統領は他人にTHAAD以外の方法を出すよう求めたが、理解し難い。大統領は、黙って私の言うことを聞けという考えを捨て、反対意見に真剣に耳を傾けてほしい」と話した。正義党の報道官も「大統領はTHAAD問題で独断専行するのではなく、国民の意見と野党の声に耳を傾け、現在の事態について謝罪するべきだ」と述べた。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月22日

 

 

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