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王毅外相、ケリー米国務長官と会談

 

東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議に出席するためラオスのビエンチャンを訪れている王毅外相は25日、アメリカのケリー国務長官と会談を行いました。

王外相はこの中で「双方の努力の下で、両国関係は発展の勢いを保っている。習近平主席は3月末にオバマ大統領と会談を行い、今年の両国関係の発展の方向性を明らかにした。中米は互いに大国として主張の食い違いは避けられない。しかし、双方に共通する利益はこれまでより多く、二国間協力の戦略的価値はこれまでより大きい。そのため、互いに戦略的意図を客観的に判断する必要がある。中米関係のトレンドを確実に把握し、建設的な方式で矛盾と食い違いに対処処理していくべきだ」と強調しました。

これに対し、ケリー国務長官は「米中関係は、世界で最も影響力を持つ二国間関係であり、両国の指導者は密接な連絡をとりあっており、国同士もイラン核問題、テロ取締り、気候変動など多くの議題で良好な協力を行っている。中国と交流を強め、協力を通じて食い違いを適切にコントロールし、良好な米中関係を次期内閣に手渡したい」と表明しました。

南海問題について、王毅外相は中国の原則的立場を詳らかにし、中国とフィリピンの二国間の協議を通じた南海問題の解決という正しい軌道に回帰するため、地域の平和を維持するための中国とアセアンの努力に関し、アメリカ側の実際の行動による支援を期待すると表明しました。ケリー国務長官は、中国とアセアンの合同声明を歓迎すると表明し、南海仲裁の結果に対し、特定の立場を持たず、中国とフィリピンの二国間協議の再開を支持し、南海仲裁の問題をできるだけ早く終結させ、南海地域情勢をクールダウンさせていく姿勢を示しました。(MOU、む)

 

中国国際放送局日本語部より

 

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