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張委員長、カンボジア国民議会議長と会談

 

全国人民代表大会常務委員会の張徳江委員長は25日、北京にある人民大会堂でカンボジアのヘン・サムリン国民議会議長と会談しました。

 席上、張委員長は「中国とカンボジアは親密な友好国であり、重要な協力パートナーである。先月、習近平国家主席は、中国とカンボジアの善隣友好関係の強化、互恵協力の深化について、ノロドム・シハモニ国王と重要な共通認識を形成し、両国の関係発展に新たなエネルギーを注いだ。中国とカンボジアは互いに信頼を寄せる良き『兄弟』であり、真の友人でもある。互いに支持し、助け合うことは両国の良き伝統だ。いわゆる『南海仲裁案』に対して、カンボジアが中国の立場を支持すると明確に表明したことを高く評価したい。中国は、カンボジアと共に、両国の首脳が形成した共通認識を積極的に実行に移し、政治面における相互信頼をたゆまず強め、各分野における協力を全面的に拡大し、共に『一帯一路』(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)構想の実現を推進し、両国関係のさらなる発展を促していきたい」と述べました。

 張委員長は、また「立法機関の交流は両国関係の重要な一環である。全国人民代表大会はカンボジア国民議会との関係を重視しており、今後、交流を強化し、協力を拡大し、両国の全面的で戦略的協力パートナー関係の推進に寄与していきたい」と述べました。

 これに対して、ヘン・サムリン国民議会議長は「カンボジアと中国のこれまでの友情は両国人民が共有する貴重な宝物である。カンボジアは中国が国際社会において果たしている重要な役割を高く評価する」としたうえで、「一帯一路」構想は沿線地域の国々の繁栄をもたらしてくるだろうと指摘しました。

 また、ヘン議長は、南海問題に触れ、今後、公正で客観的な立場で引き続き中国を支持していくとの態度を表明しました。(藍、む)

 

中国国際放送局日本語部より

 

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