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「1+6円卓会議」が発するシグナルは何?

 

第3に、達成された共通認識は世界経済復興への信頼感を高める上でプラスになる。世界経済の復興という難題に直面して、出席者たちはそれぞれの「処方箋」をうち出した。たとえば、金融、財政、構造改革などを含む有力で総合的かつバランスの取れた各種政策ツールを採用し、世界経済が直面するリスクと不確定性に対処し、金融の安定を維持し、経済成長を促進する必要があるという意見。金融政策は引き続き経済活動を支援し、価格の安定を維持しなければならないという意見。財政政策は柔軟性を維持して、成長を促進し、雇用を生み出し、信頼感を高めると同時に、持続性を確保し、構造改革の支援と財政リスクなどの予防解消に努力しなければならないという意見があった。

第4に、達成された共通認識は杭州サミットで価値ある成果に結びつくことが予想される。まもなく行われるサミットについて、出席者から希望と提案が出された。たとえば中国が議長国として、構造改革深化のアジェンダを財政金融分野の重点議題の一つに据えることを支持するとの声が上がった。また中国が議長国として、G20による「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の行動計画の制定実施を推進し、アフリカや経済発展が最も遅れた国の工業化の呼びかけを行い、発展途上国の包容力ある成長の実現を支援してきたことに対し、賞賛と支持の声が上がった。

李総理が会議で指摘したように、「今回の会議は世界経済発展の重要なタイミングに行われた重要な会議であり、中国政府と主要国際経済金融機関との間で初めて行われた画期的な意義をもつグループ対話であり、国際社会とのコミュニケーションを強化したいとする中国の願いを体現したものだ。会議のもつ積極的な意義は、まもなく実際に検証されることになる」。

 

人民網日本語版より2016年7月27日

 

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