■協力に向け「最大公約数」を探り当てた、中国の貢献は明らか
中国は構造改革の重要性を強調し、主要経済国による新たな合意形成を推進し、世界経済の力強い回復に向けた協力を目指す。中国側のサポートにより、杭州サミットの前に、G20は3回の財務相・中央銀行総裁会議と、4回の財務大臣・中央銀行副総裁会議を開き、世界経済の成長促進を図ってきた。
構造改革のトップダウン設計案の発表は、G20財務相・中央銀行総裁会議の最も重要な成果の1つで、構造改革の9つの優先分野と48項目の指導原則を確定した。G20で最も重要な改革分野と減速の「最大公約数」が見つかったことで、経済の力強く、持続可能で、均衡ある成長につながると期待できる。
中国はこれまで、G20サミットでカギとなる役割を果たしてきた。2008年のワシントンサミットでは、先頭に立って財政刺激策を発表し、金融危機の蔓延を防いだ。2009年のロンドンサミットでは、IMFの融資枠拡大を率先して引き受け、世界経済の先行きへの安心感が広がった。「中国の方案は責任を背負った世界的な方案で、世界の試練に立ち向かう。国際社会は真摯な対応が必要で、中国と共に試練に立ち向かうべきだ。中国の努力の下で、杭州サミットは世界経済の発展を推進する盛大な会議となるに違いない」とインド中国研究所の鄭嘉賓副主任は期待を述べた。
チャイナネットより2016年8月15日
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