習近平国家主席は19日午後、ミャンマーの国家顧問として訪中したアウンサンスーチー氏と釣魚台迎賓館で会談した。新華社が伝えた。
習主席とアウンサンスーチー氏が会うのは2回目だ。今回の会談は前回と何が違うのか。どのような新たなメッセージを伝えたのか。
■2年で2回の会談
昨年6月、アウンサンスーチー氏率いるミャンマー国民民主連盟代表団が中国共産党の招待で訪中した。習氏は中共中央総書記、国家主席として北京でアウンサンスーチー氏一行と会談した。
当時のアウンサンスーチー氏の訪中は初だった。会談で習主席は「今回の訪問を通じて、あなたが中国と中国共産党をより深く知ることを希望する。これは双方の相互理解・信頼の強化に寄与し、両党・両国関係の発展により良い基礎を築く」と述べた。
アウンサンスーチー氏は「国民民主連盟は中国との友好を重視し、中国共産党の指導する中国が得た大きな発展の成果に敬服している。今回の訪問を通じて両党の関係を深化し、両国民間の友好関係の前向きな発展を促したい」と述べた。
2015年11月の総選挙でアウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟は勝利した。今年3月に新たな政権が発足し、アウンサンスーチー氏は外相兼大統領府相に就任。4月には国家顧問にも就任した。この新たな役職はミャンマーの国家機関において大統領に次ぐものであり、他の高官と比べ、その地位の高さは明らかだ。
アウンサンスーチー氏は当初の約束を実行している。新政権発足からちょうど1週間で、同国を訪問した中国の王毅外交部長(外相)と外相として会談した。今月の訪中前には、宋涛中共中央対外連絡部長と会談した。
ミャンマーの国内情勢と地域情勢が共に変化する中、中国・ミャンマー関係は妨害を受けず、従来の事業を受け継ぎ将来の発展に道を開き、着実に前進し、中国外交の目玉の1つとなっている。
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