現在位置: ニュース>政治
中日韓外相会談が東京で開催へ、王部長の「日本訪問」には当たらず

 

中国外交部の陸慷報道官は22日、中日韓は第8回中日韓外相会談を、8月24日に日本の東京で開くことを决定したと発表した。王毅外交部長は要請に応じ、会議に出席する。3カ国外相は中日韓の協力の進捗状況を振り返り、3カ国の協力の今後の方針、共に関心を寄せる地域・国際問題などをめぐり意見交換する。陸報道官は中国外交部が22日に開いた定例記者会見で、王部長は日本を訪問するのではなく、要請に応じて日本で第8回中日韓外相会談に出席するわけであり、二国間訪問とは関係ないと何度も強調した。中国社会科学院日本研究所の呉懐中研究員は22日、環球時報のインタビューに応じた際に「日本が近年、原則的な問題と中国の核心的利益に関わる問題で中国と対立を続けており、そのため中国の首脳と外交部長は約4年に渡り訪日していない。これは双方の政治的雰囲気が、その程度にまったく達していないからだ」と指摘した。

陸報道官は22日、「王部長の初訪日」に関する記者からの質問に対して「これは定例の年間多国間会議であり、中韓外相は日本側の要請に応じ、日本に行き今回の会議に出席する。これは二国間訪問とはなんら関係ない」と答えた。陸報道官は「第6回中日韓首脳会議が2015年11月にソウルで開かれ、東アジアの協力に新たな活力を注ぎ、3カ国の国民と国際社会から高く評価された。今年の中日韓協力調整国は日本で、3カ国は慣例に基づき、日本で中日韓協力の一連の関連会議を開く。日本はこのほど、日本で第8回中日韓外相会談を開き、3カ国の協力について議論するよう中韓両国の外相を招待したいと何度も提案した。今回の外相会談は、3カ国協力の年間定例多国間会議だ」と述べた。王報道官は22日、「王部長が日本もしくは韓国の外相と二国間会談を開く予定はないか」という質問に対して「一般的な慣例によると、どのような多国間会議の場であっても、各国が必要な接触・交流を行うことは正常なことだ」と答えた。

呉氏は「日本は最近、中日関係で裏表のある動きを繰り返している。国際的な場で中国の邪魔立てに全力を尽くし、その一方で中国にまとわりつき対話を求めている。これはまず国内政治の需要のためだ。安倍政権は外交の成果をアピールする必要がある。次に、対外宣伝の目的がある。これにより米国を含む国際社会に姿勢を示し、中日関係が依然として正常であると誤解させる。これらの目的を達成するため、安倍政権と一部の日本メディアは絶えず探りを入れ、多国間会談を故意に『日本への訪問』と呼び、功績を吹聴している。しかし是非に関わる政治的原則、中国の核心的利益の問題において、日本に真の変化がなければ、双方の二国間訪問および会談の政治的雰囲気は備わらない」と指摘した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月23日

 

 

人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。 京ICP備14043293号
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010)6831-3990  FAX: (010)6831-3850