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専門家「中日関係の本質は新型の大国関係の構築」

 

中国社会科学院が主催し、日本研究所が運営する国際学術シンポジウム「世界の中の日本と中日関係」が27日に北京で開催された。参加者は「日本の国内情勢と発展の行方」「日本の対外戦略と政策態勢」「中日関係の開放的チャンスと試練」という3つの議題をめぐり、中日間に存在する一連の新旧の問題と結びつけ、各自の観点を述べ、踏み込んだ、率直な議論を行なった。人民網が伝えた。

今回の会議には中日双方の高官及び著名な学者、専門家が出席した。中国の中日関係史研究専門家で中国社会科学院の武寅元副院長、「中国通」として知られる日本の横井裕駐中国大使が開幕式に出席し、基調報告を行なった。

武氏は基調報告で「新時代の中日関係の本質と活路は新型の大国関係の構築だ。いわゆる新型とは、大国同士が衝突と対立、強権政治という世界の歴史の古い道を歩まず、対話と意思疎通を通じて、互いの間に存在する溝や摩擦を政治的手段によって解決することだ。中日の新型の大国関係は中米関係と比べて特殊な複雑性がある。中日両大国間には国益の溝があり、価値観が異なり、領土紛争、歴史認識など多くの問題もある。従って、中日の新型の大国関係の構築はその難度の大きさ、変量の多さ、影響の深さにおいて、二国間関係や一般の大国関係の範囲を遥かに超えており、国際的な大構造全体の調整に影響を及ぼす重要な一環となる。中日の新型の大国関係の模索と構築促進は、東アジアの平和にとって必要であり、世界平和にとっても必要であり、国際社会に責任を負う大国としてまず担うべき責任だ。中日の新型の大国関係は源から取り組まなければならない。この源とは、戦略的相互信頼の構築だ」と指摘した。(編集NA)

 

「人民網日本語版」2016年8月30日

 

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