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G20サミット、開放経済とグローバル化新境界を

 

国際金融危機の発生から8年が経った。しかし、依然として世界経済の回復プロセスの進展は遅く、経済成長の原動力不足と世界貿易投資の低迷状態が続いている。このような状況の中、今回のG20杭州サミットでは各国が共に対策を検討する。

大きな発展途上国として、中国は世界との発展チャンスの共有に取り組んでおり、絶えず対外開放のレベルをアップさせている。中国が提出した開放経済の構築という主張は、世界経済の力強く、バランスの取れた持続可能な発展に向けて解決策になる。

現在、先進経済体は国際金融危機発生前のレベルにまで回復していない一方、新興経済体も成長の原動力不足という問題に直面している。 

貿易と投資は世界経済の発展を推し進める2つの力として、大きな役割を果たし、世界経済を効果的に振興させる必要がある。

コネクティビティの度合いが高まるにつれて、バリューチェーンを構築し、後発開発途上国とその地域の融合を促進することで、発展途上国の地位をアップさせ、世界貿易成長の減速局面を改善することが考えられる。

現在の貿易と投資が振るわない中、中国は開放型世界経済の構築を提案した。開放ウィンウィンの理念を受け継ぎ、対外開放のレベルを絶えずアップさせ、世界経済の振興のため有益な模索をしている。

中国はG20サミットの開催を通して、グローバル化を進め、世界経済に活力を注ぐことを期待している。

貿易と投資の発展を後押しするため、中国側はG20の協議事項に連動的で包容性のある内容を加えたほか、G20閣僚級会議と貿易投資作業グループなどのプラットフォームも構築した。

これらの取り組みについて、サウジアラビアの学者は「中国政府は世界に向かって、経済の中・高速成長を保つシグナルを発し、G20の経済政策交流の強化、開放型世界経済の構築などを提案した。これは中国が世界経済に注いだ大きな原動力に違いない」と評価した。

 

中国国際放送局日本語部より2016年8月29日

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