中国の李克強総理は現地時間7日午前、ラオス・ビエンチャンで第19回ASEANプラス1(中国)首脳会議ならびに中国・ASEAN対話関係構築25周年記念サミットに出席した。人民日報が伝えた。
李総理は中国・ASEAN関係の発展について5つの提言をした。
(1)中国・ASEAN関係の新たな1ページを開く。双方は発展の目標と道筋の連結を強化し、より緊密な中国・ASEAN運命共同体を引き続き構築するべきだ。
(2)政治・安全協力の新たなプラットフォームを構築する。ASEAN諸国と「善隣友好協力条約」を早期に締結し、双方の長期友好を法制度面から保障したい。
(3)経済貿易協力の新たな運動エネルギーを培う。中国・ASEAN自由貿易圏の高度化に関する議定書の成果の早期実行を推し進め、貿易と投資の自由化、円滑化の水準を一層高める。
(4)人的・文化的交流及び協力の新たな柱を築く。教育と観光協力を優先的方向として、人的・文化交流及び協力を一層拡大し、交流形式を豊かにし、協力水準を高め、人的・文化的交流を中国・ASEAN協力の第3の柱とする。
(5)地域協力の新局面を共に切り開く。瀾滄江―メコン川初の首脳会議は政治的安全、経済と持続可能な発展、社会・人・文化の3本の柱及びコネクティビティ、生産能力、クロスボーダー経済、水資源、農業及び貧困削減という5つの優先協力分野を定めた。
会議は「中国・ASEAN対話関係構築25周年記念サミット共同声明」「中国・ASEAN生産能力協力共同声明」「中国とASEAN諸国の海上緊急事態対処外務高官ホットラインプラットフォーム指導方針」「海上衝突回避規範の南中国海における適用に関する中国とASEAN諸国の共同声明」を採択した。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年9月8日
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