李克強首相は現地時間7日午後、ラオスの首都ビエンチャンで開かれている第19回中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議で、南海問題に関する中国の立場と主張を示しました。
李克強首相は「中国とASEANの共同努力のもと、南海情勢はプラスの方向に向かって進んでいる。実践で証明されたとおり、中国とASEAN諸国は国際法原則に則って達成した『南海各側行動宣言』は、効果的な地域原則になっている」と指摘しました。
さらに、「南海の平和と安定は地域内諸国の繁栄と発展と密接にかかわっている。南海の安定化によって、最も恩恵を受けるのは地域内の国々である。また、歴史と現実の中で繰り返し証明されていることは、地域内諸国が自らの手で問題解決の鍵を握りしめれば、南海は平和と安定を保てるということである」と強調しました。その上で李首相は、「ASEAN諸国と連携して、南海問題を適切に把握、対応して、南海を地域内各国に幸せをもたらす平和、友好、協力の海に建設していく」という中国政府の立場を示しました。(朱、星)
中国国際放送局日本語部より