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中国・ASEAN首脳会議 南海の行動規範コミュニケ発表

 

ラオスのビエンチャンで開かれている第19回中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議は7日、中国とASEAN諸国の南海における「『海上衝突回避規範(CUES)』適用のコミュニケ」を発表しました。

 この「コミュニケ」は今回の首脳会議の重要成果文書と見られ、海上で他国海軍の艦船と航空機と予期せず遭遇した場合、必要とする応急措置と行動規範についてのガイドラインが明瞭化されました。

 CUESは、2014年に開かれた第14回西太平洋海軍シンポジウムで採択されたもので、海上リスク回避、海上で予期しない事件の発生率低下を狙いとしています。

 一方、ASEAN諸国のうち、ラオスとミャンマーは西太平洋海軍シンポジウムに加盟していないものの、地域の平和と安定の維持、それに中国とASEAN11カ国の総体性から、南海でのCUES適用に自ら同意しました。

 なお、今回達成された「コミュニケ」は、地域内各国が一丸となって南海の平和と安定を維持する重要成果の一つです。また、この「コミュニケ」は地域内各国が引き続き共同で、規則の健全化、食い違いへの把握、リスクの防止に対応し、南海の平和と安定を維持していく固い決意と強い意欲の表れだと見られています。(朱、星)

 

中国国際放送局日本語部より

 

 

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