第13回中国・ASEAN博覧会(China-ASEAN Expo、CAEXPO)、中国・ASEANビジネス投資サミットが、9月11-14日の日程で、広西チワン族自治区南寧市で開催されている。
CAEXPOは中国とASEAN10カ国の政府、ASEAN事務局が共催する国際見本市。ビジネス投資サミットには11カ国の経済界の声とコンセンサスが集まる。CAEXPOの専門性、国際性、影響力は日増しに強まり、中国・ASEAN自由貿易区発展へのプラットフォーム、中国・ASEAN協力の公共プラットフォーム、21世紀海上シルクロード協力の中核的プラットフォームとなりつつある。
CAEXPOは2004年から中国・ASEAN自由貿易区の設立に伴って始動。中国・ASEANの貨物貿易、投資、サービス貿易から国際生産能力協力、グローバルパーク建設、クロスボーダー金融イノベーション、通関の利便性向上、文化交流などの分野まで協力を拡大。政治、外交、経済貿易、文化が一体となった新たな協力モデルを形成した。過去12回のCAEXPOには、中国とASEANの首脳59名、閣僚2500名が出席し、52万の商人と2.5万社の企業、100の業界団体が参加した。CAEXPOを通じて中国・ASEANは協力を拡充、幅広い分野で高い水準の協力を追求してきた。
今年のCAEXPOは「21世紀海上シルクロードの共同建設、緊密な中国・ASEAN運命共同体の構築」をテーマに、互恵協力ネットワークや新型協力モデル、マルチ協力プラットフォームの構築に焦点を当てる。また、今回のCAEXPOは展示面積が3万平方メートル増加、展示ブースは5800カ所、ASEAN10カ国と域外企業の展示面積は前年より28.6%増加した。インド、パキスタン、カザフスタン、アラブ首長国連邦など「一帯一路」沿線国については16カ国から60社以上の企業が出展。華為、国家電力、アリババなどの世界500強企業、業界大手も参加する。「第2回21世紀海上シルクロードと国際生産能力・設備製造協力推進フォーラム」などの活動により、鉄鋼、鉄道、電力、非鉄金属、建材、建設機械など優位性の高い産業のマッチングを推し進める。これらはいずれも中国・ASEANの多分野でのコンセンサスを集めたプラットフォーム、協力の成果を集中展示する窓口、協力のプラスエネルギーを伝える重要手段としての役割を一段と発揮するものだ。更には、各国の政治的相互信頼の増進、幅広い合意形成、善隣友好促進、貿易の利便性向上に重要な成果を提供する。
今年は中国・ASEAN対話関係構築25周年の年にあたり、ASEAN共同体始動の年でもある。国際生産能力の協力を深め、周辺の相互接続を推進、人類運命共同体構築に向け新たな出発点に立つ。今年のCAEXPOは、新たなチャンスを逃さず、様相を一新、新たな価値を創出し、地域と世界経済に貢献するために新たな使命を担うことになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月13日
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