4日間にわたる第13回中国-ASEAN博覧会が9月11日、中国広西チワン族自治区南寧市で盛大に開幕した。開幕式に出席したASEAN各国の政府要人は挨拶を述べた際、中国の「一帯一路」構想に対する歓迎と支持を表明し、今後の中国-ASEAN協力に大きな自信と期待を示した。
「中国とASEANの経済協力が成功したのは、中国とASEANが共同で、中国-ASEAN博覧会や中国-ASEANビジネス・投資サミットなどの経済協力体制を構築したからだ。2004年の第1回博覧会から現在まで、博覧会は双方の関係を発展させる重要な機能を発揮した」。ベトナムのグエン・スアン・フック首相はこのように話した。
「カンボジアは21世紀海上シルクロードの建設を非常に歓迎し、全力で支持する。これは各分野での各国の相互連携の協調を後押しし、地域内の政策コミュニケーション、スムーズな貿易、資金融通、人員流動につながる。特に各地の広範な相互接続と優位性の相互補完が進むだろう」とカンボジアのフン・セン首相は述べた。
ミャンマー第1副大統領のミン・スエ氏は「中国とASEANが陸路と海洋で相互接続すれば、中国の21世紀海上シルクロードの提言が貿易の発展やインフラの建設、人員交流などの新たなチャンスを生み出し、双方に実質的な利益をもたらすと思う」と話した。ミャンマーが、「一帯一路」建設は周辺地域の投資機会の拡大と新市場の開拓がポイントと考えていることを明らかにし、21世紀海上シルクロードは当地域の製造業、インフラ、金融などへの投資を促進するとの見方を示した。
「中国-ASEAN経済協力をさらに強化するために、中国政府が打ち出した<一帯一路>構想を強く支持する。特に今回の中国-ASEAN博覧会の<21世紀海上シルクロードの共同建設、より緊密な中国-ASEAN運命共同体の共同設立>というテーマは、中国とASEANの緊密な協力を促進するもので、苦楽を共にし、共同繁栄に向かう重要な要素となる」。ラオスのソンサイ副首相は、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設も「一帯一路」建設目標を達成するための重要なエンジンになると同時に、ASEAN一体化の実現にもつながるとの見解を示した。
タイのプラジン副首相は「中国が打ち出した<一帯一路>と21世紀海上シルクロードの構想を支持し、AIIBがASEANのインフラ建設で重要な機能を発揮することを望む。タイもAIIBの創設メンバーとして、アジアのインフラ強化に努力する」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月13日
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