北京の故宮博物館で9月29日、西部の断虹橋から慈寧宮までのエリアが新たに正式開放され、さらにこの2エリアを結ぶ南北の通路も開通する予定だ。中国新聞網が伝えた。
新しく開放されたエリアでは、断虹橋と十八槐古跡が初の一般公開となる。また、同エリア内にある故宮文化資産デジタル化応用研究所のVR(仮想現実)シアターも学生団体向けの観覧予約を行う予定で、上映プログラムは現在策定中だという。このほかにも神秘的な故宮保冷庫をサービスエリアとして開放する予定で、現在、準備作業が最終段階を迎えており、日程が決まり次第、開放される見通しだ。
今回の新エリア開放を含む一連の一般開放が行われると、今年末までに故宮博物館の一般開放面積は昨年の65%から76%にまで増加することになるということだ。(編集YK)