アリババ(阿里巴巴)グループのアント・ファイナンシャルが20日に明らかにしたところによると、現在、世界の約200カ国・地域で「支付宝」(アリペイ)を利用することができ、18種類の通貨で決済が行えるという。これはつまり、今年の「ダブル11」(11月11日にネット通販イベント)が「グローバルショッピング」の時代に突入し、支付宝がカバーする利用者は支付宝を通じてアリババの全球速買通や天猫(Tmall)などのECプラットフォームで買い物を楽しむことができるようになったということだ。新華社が伝えた。
データをみると、支付宝の海外ユーザーは4千万人を超え、主にロシア、米国、スペイン、フランス、ブラジルなどの国・地域に集中する。決済の対応通貨は米ドル、香港ドル、英ポンド、ユーロ、日本円など18種類に上る。
香港地区の場合、銀行カードを持たない学生がECプラットフォームで買い物する場合は、プリペイドカード「八達通」(オクトパスカード)で越境ECの決済が行える。ブラジルでは、支付宝と現地の複数の銀行が採用する決済方法が連携し、ユーザーは速買通でダブル11に参加することができる。
専門家は、「技術がもたらした支付宝の便利さを受けて、ダブル11は国際市場のドアをノックするチャンスを獲得した。ますます多くの中国企業が『技術の海外進出』に取り組むようになり、こうした中国のインターネット技術がもたらした世界的な変化は今スタートしたばかりだ」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年10月21日
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