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オンライン旅行産業でもダブル11商戦がスタート

 

ダブル11(11月11日のネット通販イベント)までまだ半月ほどあるが、オンライン旅行産業では販売促進の戦いが大々的に始まっている。例年と異なるのは、旅行商品の購入がダブル11の買い物の新たなトレンドになりつつあることだ。

▽観光商品も「原産地直送」を

今月21日、アリババ(阿里巴巴)が香港・九龍でダブル11の活動スタートを宣言してから2日目に、旅行サービスプラットフォームの阿里旅行が今年のダブル11の「人気爆発商品」リストを発表した。予約受付も同時に始まった。

阿里旅行のリストをみると、人気爆発の旅行先には日本、韓国、モルディブ、オーストラリア、ニュージーランド、米国、欧州各国があり、「リッチ志向」のドバイ、クールな魅了のロシアなどもある。ダブル11の訪れを前に、世界の観光地の実力ある企業は優れた商品を引っ提げてダブル11商戦に参加し、消費者は「原産地直送」の旅行商品を購入できるようになった。

阿里旅行関連部門の責任者は、「今年のダブル11キャンペーンが始まる前に、阿里旅行は3大航空アライアンスの1つのスカイチームがキャンペーンに参加することを明らかにし、航空分野の営業販売の先鞭を付けた。その後、米国のユナイテッド航空も阿里旅行のダブル11商戦に参戦し、阿里旅行プラットフォームの上海不夜城国際旅行社と悠美暇期を通じて特別価格の航空券を売り出すことを明らかにした」と説明する。

ダブル11に乗り出すのは航空会社だけではない。マリオット、アコールホテル、ウィンダム、シャングリラ、バニアン、スターウッドなどの世界的に有名な高級ホテルグループも、中国エリアにあるホテルが阿里旅行のダブル11キャンペーンに参加し、消費者を呼び込むために特別価格をうち出すと相次いで発表した。

▽オンラインもオフラインも海外旅行のお祭りに参加

ダブル11は中国の全国民をあげてのショッピングイベントであるだけでなく、オンライン旅行会社の「必勝の地」でもある。この時期になると、オンライン旅行会社の多くが大々的な割引価格やオンライン・オフラインでのさまざまなイベントをうち出し、多くの消費者が争うように商品を買い求めている。

同程旅遊もこのほど「同程11.11観光連動交流イベント」をスタートし、オンラインとオフラインが連動する形で、同社の質の高い旅行商品と会員とを緊密に結びつけ、多くの人気商品やプレゼントやイベントをうち出した。この交流イベントは旅行者のビッグデータを利用して、海外旅行するさまざまな層に正確に狙いを定めて旅行商品をうち出すというものだ。より多くの人に旅行の楽しさを味わってもらい、それぞれのニーズに対応するため、「オーダー旅行」をテーマにしたプラットフォームも設けられている。

販促キャンペーンを早々とスタートしたのは同程だけではない。途牛旅遊網のダブル11キャンペーンも早くから始まっている。今月16日、各種の超特価商品と目新しいサービスを一堂に集めた途牛10周年キャンペーンが始まり、ダブル11キャンペーンの第1号になった。初日は264万人が参加し、「オンライン福袋」や「時間限定の特別価格」など一連のキャンペーンイベントがうち出され、押し寄せた参加者たちの間で200種類近い旅行商品があっという間に完売した。18日午後12時までの3日間の売上高は前年同期比294%増加し、イベント参加者は960万人を突破し、このうちモバイル端末のユニーク訪問者数は同125%増加した。(編集KS)

 

「人民網日本語版」2016年10月31日

 

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