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「16プラス1協力」を強化するリガ会議

 

李克強総理と中東欧16カ国の首脳は4~6日、ラトビアの首都リガで第5回中国・中東欧諸国首脳会議に出席し、「16プラス1協力」の大計を共に話し合っている。この会議は2016年に「16プラス1協力」の枠組で最高レベル、最大規模で影響力の最も大きい会議で、大いに注目されており、「16プラス1協力」に新たな1ページを記すことは確実だ。(文:文思遠・国際問題ウォッチャー。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

リガ会議は中国と中東欧諸国の共同発展を促進する。「16プラス1協力」制度設立の初志は、中国と中東欧16カ国が相互尊重と互恵・ウィンウィンを基礎に双方間の協力を深めるために新たなプラットフォームを提供することにある。2012年4月に中国側が設立を提唱して以来、中国と中東欧諸国の共同努力の下、「16プラス1協力」制度は日増しに整い、拡充し、すでに全方位的で多分野、多レベルの構造を形成している。

ワルシャワからブカレストへ、ベオグラードから蘇州へ。各回の首脳会議の共同文書は150件余りの協力措置を打ち出した。これは政治的相互信頼、経済、貿易、投資、金融支援、省エネ、環境保護、インフラ、交通、科学技術革新、人的・文化的交流などの分野をカバーするものだ。特に2015年11月の蘇州会議で「中国・中東欧諸国協力蘇州綱要」を発表して以来、中国と中東欧諸国は積極的に協力を展開し、新たな段階的成果を挙げてきた。「16プラス1協力」はすでに中国と中東欧諸国が利益共同体、責任共同体を築き、協力・ウィンウィンを核心とする新型の国際関係の構築を推進する生き生きとした実践となっている。リガ会議で中国は中東欧16カ国と共に、引き続きコネクティビティ・生産能力協力事業を推進し、各国の経済発展に新たな原動力を注ぎ、中国と中東欧諸国の互恵・ウィンウィン、共同発展を一層実現し、各国民により良く幸福をもたらす。

リガ会議は中国・欧州全体の協力を牽引する。中国は欧州統合を揺るぎなく支持し、「16プラス1協力」を中国・欧州関係の重要な一部と見ている。中東欧16カ国のうち11カ国がEU加盟国であり、EUの総面積の10分の3、人口の4分の1を占める。中国は「16プラス1協力」の実施において一貫して開放と透明の原則を堅持し、EUと緊密な意思疎通を保ち、自国の優れた生産能力を中東欧諸国の発展ニーズ及びEUの進んだ技術や管理ノウハウを結合し、中国・欧州協力に大きなプラスのエネルギーを注ぎ、中国・欧州協力全体の水準を高め、中国と欧州の平和、成長、改革、文明の4大パートナーシップの発展を促進してきた。

リガ会議は「一帯一路」(the belt and road)建設を後押しする。中東欧は歴史上、「シルクロード」の重要な沿線地域だった。現在、中東欧16カ国は中国側の打ち出したイニシアティブ「シルクロード経済ベルト」と「21世紀の海のシルクロード」において独特かつ重要な位置を占めている。「16プラス1協力」は中国と中東欧諸国の貿易、投資、生産能力協力、インフラ整備、人的・文化的交流の協力、「一帯一路」建設の推進にとって重要な現実的意義を持つ。今回の会議を通じて、「16プラス1協力」は「一帯一路」建設と十分かつ緊密に連結し、アジア欧州地域さらには世界の平和と繁栄に一層の貢献を果たす。

「志を同じくする者は 、たとえ山海を隔てていてもそれを遠いと思わない」。中国と中東欧諸国は距離的には離れているが、伝統的に友好的であり、文化的に通じ合い、「16プラス1協力」を支える厚い民意の基礎と大きな発展の将来性がある。各国が連携して努力し、革新に勇みさえすれば、「16プラス1協力」がより良い未来を迎えるのは確実だ。(編集NA)

 

「人民網日本語版」2016年11月4日

 

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