国家統計局、科学技術部(省)、財政部(財務省)が11日に共同発表した「2015年全国科学技術経費投資統計公報」によると、2015年の中国の研究開発投資(R&D投資)は1兆4千億元の新たな大台を突破し、研究開発経費の投入の強弱を表す対国内総生産(GDP)比(R&D投資強度)は2.07%に達し、R&D投資の規模と水準はいずれも過去最高に達した。
ここ数年、中国のR&D投資は増加傾向を維持し、金額は米国に次ぐ世界2位だ。2015年のR&D投資増加率は前年比1ポイント低下したが、それでも8.9%という急速な成長ペースを保ち、同じ時期の国内総生産(GDP、名目)増加率を2.5ポイント上回った。R&D投資強度は2年連続で2%以上の水準を保ち、安定上昇の傾向をみせた。
分析によると、R&D投資の急増は国がうち出した革新が駆動する戦略の推進によるところが大きく、投資規模の持続的上昇を土台として、R&D投資が最適化され、R&D投資の占める割合が拡大したという。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年11月12日