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北京・上海・広州の地下鉄で「本1万冊を隠す」キャンペーン


 

数冊の本を抱えて北京地下鉄の将台駅に入る女優の張静初(写真はネットサイトのスクリーンキャプチャ)。

映画ハリー・ポッターシリーズのハーマイオニー・グレンジャー役で知られる英国の女優エマ・ワトソンが最近、多くの人に地下鉄で本を読んでもらおうと、おすすめの本をロンドン地下鉄の駅構内に「隠した」ことが話題になっている。そんな中、中国でも15日午前、「1万冊の本を準備。北京・上海・広州の地下鉄の駅構内で人が通りかかりそうなところに隠す」というキャンペーン実施を知らせる情報が微信(Wechat)のモーメンツで次々に転送され、クリック回数が瞬く間に10万回を超えた。ただ、「このようなキャンペーンは海外で話題になったものをまねしただけ。オリジナリティに欠ける」、「『文化』の看板を掲げているものの、若者の心には全く響かない」など、否定的な声も上がっている。国際在線が「澎湃新聞」の公式微博(ウェイボー)アカウントの報道を引用して伝えた。

15日午前、上海の地下鉄に隠されていた本を見つけたという周さん(女性)によると、「ラッシュの時間帯であったため、乗車してから下車するまで、誰もその本を読むことはなかった」という。上海地下鉄運営センターの職員は、「地下鉄の駅構内に『隠された』書籍は、誰にも持っていかれなければ、終点に着いてからマニュアルに基づいて清掃員が回収し、『落とし主』が取りに来るまで駅で保管される」と説明した。(編集KN)

 

「人民網日本語版」2016年11月16日

 

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