古紙や古い金属、ビニール袋等のゴミを「呑み込み」、あっという間に、暖かいドリンクを「吐き出す」画期的なマシーンが登場した。14日、山西省太原市小店区政府の東側路地に、高さ2メートル、長さ5メートルで、「頭上」に雨除けのあるブルーのゴミ分別回収ボックスに、記者は注目した。投入口は、金属、紙、プラスティックの3種類別に分けられている。回収ボックスの左側には、自動販売機のようなマシーンも置かれている。透明なショーケースの中には、ミネラルウォーターや様々なドリンクが何段にもなって並べられていた。山西晩報が伝えた。

近所に暮らす彭さんは、この機械について、「昨日、古紙とホットミルクティーを交換した。とても使い勝手がいい。この『大型マシーン』は実に優れもので、ゴミの分別回収ができるボックスなのだ。ポイントカードと家庭で出たゴミがあれば、簡単にミネラルウォーターや様々なドリンクと変えてくれる。とても面白い機械だ」と親切に教えてくれた。

スマートゴミ分別回収ボックスは、1台のポイント交換マシーン（販売機）、1台の会員用の操作マシーン、3種類の分別回収ボックス（金属、紙、プラスティック）から構成されている。

操作過程は全部で4ステップ。

○登録して、カードを取得。

○手動で種類別にゴミを投入。

○回収員による計量の後、カードにポイントが貯まる。

○ポイントを商品と交換。

回収員は、毎日定時にボックスを開け、住民たちが投入したゴミの計量を行う。また、ゴミの種類や数量をチェックした上で、投入者に相応のポイントを付与する。ポイントは、自動的に会員カードに追加される。また、住民が獲得したポイントを商品と交換する手順は以下の通りだ。▽自動販売機の中から交換したい商品を選ぶ。▽微信（Wechat）でQRコードを読み取り、ポイントを支払う。▽ポイントの支払いが確認されたら、販売機から商品が出てくる。（編集TK）

スマートゴミ分別回収ボックスの操作手順を確認する市民。

「人民網日本語版」2016年11月17日