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ラテンアメリカの人々の生活を変える「メードインチャイナ」

 

中国から見てラテンアメリカは地球の裏側であるものの、そこでも「メードインチャイナ」を容易に見つけることができる。中国とラテンアメリカの貿易が日に日に盛んになるにつれ、多くの中国製の商品がラテンアメリカの人々の生活に溶け込むようになっている。「メードインチャイナ」は、その独特なメリットを武器に、神秘的なラテンアメリカの地で勢力を伸ばしている。新華網が報じた。

【路上】

ある自動車メーカーの「この車を欲しがる人が永遠に増えていく」という広告のうたい文句は、近年、チリの市場で確固たる地位を築いている中国車の成長を言い表している。

05年、中国とチリは自由貿易協定を締結し、中国の自動車メーカーには、チリへの輸出という商機が巡ってきた。07年1月、中国の自動車メーカーとしては長城汽車が初めてチリ市場に進出し、今では20以上の中国のメーカーが同国で根付いている。

チリで7年以上仕事をしている周佳さんは、「チリに来たばかりの時は、中国車はあまり人気がなかった。しかし、数年で、中国の自動車メーカーのほとんどをこの地で見るようになった」とし、「チリ人の中国車に対する評価は、中国人より高いことがある」と冗談交じりに語る。

チリの自動車工業協会の統計によると、今年の1-5月期、中国車が同国で占めるシェアは約13%で、販売台数は約11万7000台だった。

チリ市場は、ラテンアメリカ全体の縮図に過ぎず、奇瑞、比亜迪、江淮、宇通などの中国自動車メーカーは、そのコストパフォーマンスを武器に、ラテンアメリカ全体で人気になり、多くの現地の人達の「マイカーを持つ」という夢をかなえている。

【手の上】

近年、ペルーで最も人気のスマホは何だろう?その答えは「華為」のスマホだ。

ペルー紙の報道によると、15年、華為のスマホの販売台数は、ペルー市場全体の4分の1を占め、シェアもトップ。その他、華為はラテンアメリカ全体で業務を拡大し続けている。

現在、華為、中興などのブランドを代表とする中国のスマホがラテンアメリカで誰もが知るスマホメーカーとなっており、中国と国交が確立されていないラテンアメリカの国でも、それらメーカーのスマホを目にすることができる。

パナマ海事局計画処の処長は15年、中国を訪問し、北京大学が開催したラテンアメリカ諸国公共サービス改革・イノベーション研修に参加した。

同処長は、「中国に行き、中国製の商品も品質がいいことが分かった。華為の商品は手ごろで性能もいい。最近、パナマではよく売れている。私も今、華為のスマホP9とタブレットPCを使っている。仕事でも、普段の生活でもとても便利」と語った。

【心の中】

今年4月、エクアドルはM7.8の地震に襲われた。同国北西部の沿海地域にあるマナビ州の州都・ポルトビエホは、地震被害が最も大きかった都市の一つ。すさまじい破壊力の地震に襲われても、びくともしなかった3階建ての白い建物が同地にはあり、家を失った被災者の避難場所となった。

その建物は、中国の「中工国際工程」が建設したエクアドル国家安全指揮コントロールシステムポルトビエホ安全応急指揮センターだった。大地震発生後、同センターは臨時の救援指揮センター、ニュース発信センターとして活用された。

同センターで中心となるシステムは、もう一つの中国企業「中国電子進出口」が設計した。地震発生後、被災地の全ての通報や救援、応急、全国の救援の調整などがこのシステムを通して処理された。

このように、一刻を争う被災地の救助活動において、中国の企業2社が工事状況や品質管理、緊急時の対応力などの点で、高い水準にあることが証明され、エクアドルの国民らは心から「メードインチャイナ」を一層信頼するようになった。 (編集KN)

 

「人民網日本語版」2016年11月18日

 

 

 

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