心温まるシーンを捉えた1枚の写真が、ネット上で話題になった。浙江省衢州市の、真っ暗な路上を走る1台の三輪車。男性が漕ぐその三輪車後部の積載スペースには、白髪の老人が乗っており、ヘッドライトを点けたパトカーがその後ろをゆっくりと前進していた。パトカーは、三輪車の行く道を明るく照らしているのだ。あるネットユーザーは、「パトカーは、家路を明るく照らすだけではなく、寒くなった冬の日も暖かくした」とコメントした。銭江晩報が伝えた。
16日午後7時すぎ、市民の戴鵬さんは遥か遠方に、街灯がなく非常に暗い道で、1台のパトカーがへッドライトを点けて、三輪車の後ろをゆっくり走行している様子を目撃した。その状況から、パトカーは三輪車を明るく照らしていることが分かった。
戴鵬さんは思わず携帯電話を取り出し、この心温まるシーンをカメラに収めた。この写真がネット上にアップされると、瞬く間に注目を集めた。
そのパトカーを運転していた鄭士竜警官は取材に対し、「自分の行ったちょっとした行動がネット上でこれほど大きな反響を呼ぶとは、まったく予想していなかった。我々は末端の人民警察官であり、身体の弱いお年寄りを家に送り届けることは特別な仕事でもなんでもない。これが称賛に値するとは決して思えない」と話した。(編集KM)