中国鉄路総公司は21日、今年のダブル11(11月11日のネット通販イベント)期間に、全国の鉄道部門が一連の快速貨物輸送サービスを打ち出し、通販の黄金期間の輸送テスト事業を行い、まずまずの成果を上げたことを明らかにした。統計データをみると、11月11日から20日までの10日間に、同公司が取り扱った通販の宅配便は1525万件に上り、輸送スピードが加速すると同時に、社会の総合的物流コストが低下したことがわかる。中国新聞社が伝えた。
同公司関連部門の責任者は、「鉄道部門は今年のダブル11期間の通販宅配事業の増加がもたらす旺盛な輸送ニーズに合わせて、鉄道旅客輸送の黄金期間の輸送組織モデルを参考にして、通販宅配物流サービス市場に試験的に打って出て、順豊、京東、郵政、申通などの通販・宅配各社と協力し、通販向け特別快速便、高速鉄道快速便、特別需要便など一連の鉄道快速貨物輸送サービスを打ち出し、ダブル11期間の各社のスムースな貨物処理に輸送面での支援を提供し、企業や消費者に歓迎された。また鉄道部門はサービスモデルを刷新し、通販企業や宅配企業との協力を深化させ、融合発展をさらに推し進めて新しい可能性を切り開いた」と述べた。
中鉄快運股フン有限公司(フンはにんべんに分)によると、11月11日から20日にかけて、同公司の北京支社は連日、北京始発の高速鉄道の列車200便あまりを利用して宅配便を運んだという。また京鉄物流センターの通販専用便も輸送の大軍に加わっている。
現在、高速鉄道による宅配便輸送サービスが全国の高速鉄道が停車する505都市すべてで試行されており、顧客に小型貨物の全行程をカバーする高水準のサービスを提供している。
今年のダブル11には、北京鉄路局が初めて乗車率が標準の高速鉄道18便の車両の一部を宅配便の輸送専用とし、これにより高速鉄道の宅配便輸送能力は2.5倍向上したという。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年11月22日
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