梅雨の時期には雨音に耳をすまし、清明節(今年は4月4日)にはお茶を味わう。白壁と瓦屋根の家が立ち並び、竹林に覆われた小道は魅力を感じさせる。そんな風情ある雰囲気を漂わせる、杭州市の有名な景勝地・龍井路には1軒の民宿がある。その民宿では、蒼南魚餅(魚のすり身を焼いたもの)や細切りクラゲのサラダ、江蟹生(ワタリガニの醤油煮込み)などの浙江省温州市の料理や、香り高い西湖龍井茶を味わえ、自宅にいるかのようにくつろぐことができる。
この民宿のオーナーは、杭州で懸命に働く温州市出身の親子だ。民宿ブームが冷めやまない中で、快適な部屋や窓からの美しい景色を売りにするという従来のスタイルではなく、良質なライフスタイルを体験し、旅行で見聞を深めるというスローライフをメインとした「体験型」民宿を提案している。温州網が伝えた。(編集YK)
「人民網日本語版」2016年11月25日