国家観光局の李金早局長は24日に日本・東京で、日本の石井啓一国土交通大臣と会談を行った。双方は観光協力の増進、双方向の往来の規模拡大といった議題について意見を交換し、「中華人民共和国国家観光局と日本国国土交通省との間の観光交流及び協力の一層の強化に係る覚書」に調印した。新華社が伝えた。
覚書によると、双方は今後、さまざまな分野での観光協力の推進に力を入れる方針で、次の5点について一致した。
(1) 双方向の観光交流の拡大
地方間交流、青少年交流、文化・スポーツ交流の3分野における協力が、両国間の「3つの架け橋」としての役割を果たし、両国間の双方向の観光交流の持続的拡大に貢献するとの認識を共有する。
(2) 東アジア域外からの観光客の誘致
対象市場の拡大、共同プロモーションの実施、旅行商品開発の促進などを図る。
(3) 観光サービスの質の向上
観光サービスの質の向上をはかり、両国からの観光客にとって、より安全で、より便利で、より快適な観光体験を提供する。
(4) 観光市場の監督と協力の強化
共同して不合理な格安ツアー、観光客への買い物の強制、その他観光市場秩序に影響を与える違法行為などの是正に向けて連携及び協力し、もって観光客の利益保護をはかる。
(5) 協議メカニズムの整備
両国の観光交流及び協力に関する重要事項などについて協議するとともに、具体的な取組を積極的に実施する。
(編集KS)
「人民網日本語版」2016年11月26日 |