国務院新聞弁公室は1日『発展権：中国の理念、実践と貢献』白書を発表した。白書は約2万1550字で、前書き、後書き以外に「時代に合わせて進歩する発展権の理念」「日増しに整備する発展権保障制度」「経済発展の効果的な実現」「政治的発展のたゆまぬ整備」「文化的発展の促進に努力」「社会的発展の全面的な向上」「緑色発展の実行加速」「共同発展の実現推進」の8章からなる。

白書は「発展は中国共産党の執政・国家振興の第一の重要任務であり、中国のあらゆる問題を解決する鍵だ。中国は基本的国情に立脚し、中国の特色ある社会主義路線を堅持し、発展を不変の道理として堅持し、人権の普遍的原則と自国の実情との結合を堅持し、発展を通じた国民の幸福増進、国民の発展権実現に努力すると共に、国民の発展権の確保を通じたより高水準の発展実現に努力する。新中国は世界が注目する大きな成果を挙げ、人類文明の発展における人権保障の新たな道を切り開いた」とした。

また「人権にベストはなく、ベターがあるのみだ。世界最大の発展途上国として、中国の直面する発展任務は極めて困難であり、発展の不均衡、非協調、非持続可能性などの問題が際立っており、より高水準の発展の実現、より十分な発展権の保障には、まだ一層の努力が必要だ」と指摘した。

白書は「中国国民は奮闘目標『2つの百年』の実現、中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現のために努力している。奮闘目標『2つの百年』が日増しに現実化するにつれ、中国は歴史上かつてない偉大な飛躍を実現し、中国国民の発展権も一層十分に保障されることになる。中国は国際社会と共に、発展協力を強化し、発展経験の相互参考を促進し、各国国民の発展水準の一層の向上、人類運命共同体の建設のためにしかるべき貢献を果たす」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2016年12月2日