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中国の鉄道チケット、オンラインでも「座席指定」が可能に

 

春節(旧正月、来年は1月28日)前後に特別輸送体制「春運」が敷かれる来年1月13日から2月21日の期間の列車チケットの前売り販売が間もなく始まるのを前に、12306中国鉄道カスタマーサービスサイトが今月1日にアップデートされた。以前から要望の声が高かった「座席指定」の機能が新たに加わった。ただし、同機能は海南環島高速鉄道でまず試験的に実施されるという。中国新聞網が報じた。

パソコンで同サイトにログインしてから、海口東から三亜に向かう高速鉄道を選択し、予約すると、これまでは予約確認画面になり、「確認」をクリックすると予約が確定し、決済の手続きが始まるようになっていた。

一方、アップデートされた今は、予約を確認する際に、「座席指定!」の文字が黄色で表示され、座席指定が可能になった。旅客は、「ABCDF」の中から1つを選ぶことができる。AとFは窓側で、CとDは通路側。ただ、指定した座席がすでに予約済みであった場合、システムが自動で座席を選ぶようになっているため、注意が必要だ。また、普通列車や北京、上海を結ぶ高速鉄道の場合、今のところ同機能を利用することはできず、予約を確認する前に、「システムが自動で座席を選びます。座席指定の機能は今のところ利用できません」と表示される。

中国では近年、旅客の間でチケットをオンラインで購入する際に、「座席を指定することができれば便利」という声が高まっていた。特に、寝台列車の「座席指定」が最も注目されてきた。鉄道当局によると、「12306は設計の段階で、『座席指定』の機能が盛り込まれているが、これまでのアップデートでは実現しなかった」。同機能導入を期待する声が高まり、2014年のアップデートでは、60歳以上の高齢者が寝台列車のチケットを予約する場合、自動的に一番下の段が手配されるようになったほか、一緒に予約した人の席も近くに手配されるようになった。ただ、「春運」など、鉄道利用者が非常に多くなる時期には、それが必ず保障されるわけではないという。 (編集KN)

 

「人民網日本語版」2016年12月5日

 

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