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懐かしさ漂う農村の食べ物-篁嶺編 「海外メディアがみる江西2016」

 

「海外メディアが見る江西2016」に参加した中国人と外国人記者約40人は、同省の景勝地などを見学しただけでなく、現地の文化要素が感じられる行事や食べ物を自ら体験した。なかでも金溪古村落の竹橋村と「中国で最も美しい村」と呼ばれる江西省■源県(■は矛へんに夂の下に女)の篁嶺では、日本人にとってはちょっと懐かしさを感じさせるような農村の食べ物の数々を味わうことができた。篁嶺では在りし日の村の姿を残しつつ修復された民家で伝統的な農村の食べ物を味わった。

 

清明果

毎年清明節(先祖を祭る中国の伝統的な4月初旬の祭日)に食べるという蒸し餃子。ヨモギを使った皮は蒸し上がると濃く鮮やかな緑となる。餃子の形に包まれた清明果にはタケノコや豆腐、トウガラシなどの具が、菓子木型で作る丸い形の清明果には黒ゴマとピーナッツの餡が入っている。モチモチとした食感に甘い黒ゴマ餡という組み合わせはまるでヨモギ餅を食べているようで日本人好みの味。

 

蒸汽■(■は米へんに羔)

米粉などで作った生地にキノコやタケノコなどを細かく刻んだ具を混ぜて、大きく丸い型に広げ、蒸しあげた食べ物。刻んだネギをかけたり、辛いソースを塗ったりして食べる。

 

 
 

 

灰汁果

米粉で作った生地を菓子木型で成形し、蒸しあげたお菓子。菓子木型には縁起の良い魚や蝙蝠などが使われている。もちもちした食感が日本のういろうやべこ餅を思い出させる。

これらの伝統的な食べ物の他にも、同景勝地では天日干しされた大ぶりの菊花で作られたスッキリとした味わいの菊花茶やキンモクセイの芳しい香りが特徴の桂花酒なども味わうことができる。(文:玄番登史江)

 

「人民網日本語版」 2016年12月5日

 

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