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外交部「安保理第2321号決議は全面的かつ均衡的に履行されるべき

 

外交部(外務省)の耿爽報道官は1日の定例記者会見で「中国側は国連安保理第2321号決議は全面的かつ均衡的に履行されるべきだと主張する」と表明した。

【記者】現地時間11月30日、国連安保理は朝鮮問題関連の新決議を採択した。国連安保理が近年一国に対して採択した最も厳しい制裁だとの分析がある。この決議に対する中国側のコメントは。

【耿報道官】国連安保理は11月30日に第2321号決議を全会一致で採択した。中国の劉結一国連大使はすでに採択後に解釈を述べ、中国側の立場を全面的に明らかにした。ここで以下の数点を強調したい。第1に、第2321号決議は新たな措置を打ち出し、安保理の決意を示すと共に、朝鮮の民生と人道にマイナスの結果がもたらされない必要性と、正常な経済貿易活動に悪影響をもたらす意図はないことを指摘した。われわれは、第2321号決議は全面的かつ均衡的に履行されるべきだと主張する。第2に、当面の急務は対話と交渉を速やかに再開し、朝鮮半島情勢の緊張を緩和し、六カ国協議を速やかに再開し、朝鮮半島の非核化プロセスを共に推進し、朝鮮半島の平和・安定を実現するために努力することだ。第3に、朝鮮半島情勢は複雑で敏感だ。中国側は関係各国に対して、情勢の緊張を激化するいかなる言動も取らないよう呼びかける。中国側は朝鮮半島への「THAAD」配備に反対し、配備プロセスの即時停止を関係方面に促す。(編集NA)

 

「人民網日本語版」2016年12月2日

 

 

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