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春運ビッグデータ分析レポート発表、列車利用者の4割が高速鉄道を利用

 

2017年春運(春節<旧正月>期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)の乗車券の予約受付がすでに始まりを迎えている。中国の旅行サイト「Qunar.Com(去哪児)」は航空路線60数万本と鉄道路線50万本以上のビッグデータを分析し、5日、「2017年春運交通ビッグデータ報告」を発表した。データには、高速鉄道の利用が列車利用客の中でも最も多い4割を占め、空路では北京発の黒竜江省ジェムス行き、黒竜江省ハルビン行き、吉林省長春行き、内モンゴル自治区赤峰等が「最も入手困難な路線」となっている。北京日報が伝えた。

列車利用者のうち4割が春運時高速鉄道を利用

鉄道は昔から春運における輸送数トップの交通手段。ただ例年とは異なり、2017年の春運は乗車券を30日前からしか購入できなくなった。そのため乗車券争奪戦は以前にも増して激化することが予測される。12月15日には、春運乗車券購入はピークを迎える。

例年の春運の状況をみると、鉄道が最も人気で、北京市、上海市、四川省成都市、重慶市及び浙江省杭州市に集中している。

目立つ変化としては、鈍行列車よりも快速列車を選ぶ利用者が増加し続けており、高速鉄道を選ぶ人が全体の41.5%、都市間鉄道を選ぶ人が10.3%に達し、あわせると全体の半分以上を占めた。そのうち、上海発の高速鉄道の利用者が最も多く、杭州市、湖南省長沙市、北京市、広東省杭州市がそのあとに続く。

2016年は、ネットで乗車券を購入する割合が全体の64.6%と大半を占めた。なかでも、アプリを利用した購入枚数が約1.5億枚となった。乗車券の販売総数は、前の年の15.7%から39%に上昇した。「Qunar.Com」は、2017年の春運期間、アプリから乗車券を購入する人の割合が大きく増え、4割を超えると予測している。

北京市-ジャムス市は1ヶ月前には予約購入

故郷が北になるほど、事前に航空券を購入して帰省する傾向にあるようだ。最も航空券の購入が困難なのは、主に都市部の大きな空港から地方の小さな空港への路線。北京市-ジャムス市は決して人気路線とは言えないにも関わらず、航空券の予約開始時期は、その他の路線と比べ大分早い。春節(旧正月、今年は1月28日)の3日前に帰省する航空券を予約する場合、この路線の利用者は、平均で36日前から予約をしている。広東省深セン市から海南省海口市の航空券の予約は更に早く、43日前からとなる。この2路線は「最も入手困難」な路線と呼ばれている。また、上海-ハルビン、北京-ハルビン、北京-長春、北京-赤峰等がそのあとに続く。

そして北京-成都、深セン-重慶、上海-ハルビン、北京-海南島三亜細市、広州-重慶、深セン-成都、成都-北京、重慶-広州、北京-ハルビン、上海-成都、が空路を利用して帰省する際の人気TOP10路線となっている。(編集TK)

 

「人民網日本語版」2016年12月7日

 

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