朱光耀財政副部長(財政次官)は17日の「2016-2017中国経済年次総会」で「全世界は中米の経済関係の健全な発展を注視している。全面的な協力が両国間唯一の正しい戦略的選択であり、ゼロサムゲームの考えを完全に捨てなければならない」と述べた。新華社が伝えた。
朱氏は「中米は世界最大の途上国と先進国であり、中米経済関係の影響は世界的なものであり、世界経済の発展に決定的な影響を及ぼす。貿易、投資、金融管理監督であれ、世界経済ガバナンスであれ、中米両国の協力は極めて重要だと言える。協力が両国間唯一の正しい選択であることに疑問はない。新たな情勢下、中米両国は経済・貿易関係をいかに開拓するか。肝要なのは引き続き非衝突、非対抗、相互尊重、協力・ウィンウィンの原則を堅持し、ゼロサムゲームの考えを放棄し、摩擦や問題を適切に解決し、政策面の意思疎通を強化するとともに、世界貿易機関(WTO)などの多国間制度を有効に運用し、貿易摩擦が共に傷つく結果を招かないようにすることだ。中米の経済関係は中米関係全体のバラスト、推進装置であり、われわれは経済関係の勢いある前向きな発展を揺るがず推し進める必要がある。新時代に中米協力を強化するのは、世界の発展にとって間違いなくプラスのエネルギーだ」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年12月19日
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