大手旅行予約サイト携程旅行網が発表した海外観光リポートによると、2017年春節長期連休に出国人数が延べ600万を更新し、消費額が1000億元に達する見込みだ。中国人観光客にとって、日本、韓国、欧米は依然として、人気の旅行先だそうだ。
増えつつある海外旅行に行く観光客
2015年、中国人海外旅行者数が延べ1億2000万人に達し、観光消費が1045億ドルで、昨年に比べ、それぞれ9%と16.6%増えた。リポートによると、収入の増加やビザやフライトがより便利になることにつれて、中国の海外観光ブームは引き続き人気を集めそうだ。そして、中国で今パスポートを有している人の割合がわずか10%で、毎年一人当たりの海外旅行回数が0.1回にとどまっている現状を踏まえて、中国の海外観光市場はまだ大きく成長する余地がある。
為替レートの影響も
リポートによると、今年の春節に、為替レートの優位性を持つ旅行先はより人気があるそうだ。イギリスの通貨ポンドが大幅に下落し、イギリス観光やショッピングにとって、絶好のチャンスだと考える観光客がたくさんいる。最近日本円の為替レートの変動も中国人の日本観光に影響をもたらしている。観光客が買い求めるものは今までのブランド品から、日常生活用品に転じる可能性がある。
人民中国インターネット版2016年12月20日
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