政府機関の統計も、旅行会社の統計も、今年の元旦連休に中国人の観光消費が幸先の良いスタートを切ったことを示している。業界関係者によると、観光経済の好転は消費力及び消費需要の一層の高まりを反映している。
国家観光局は2日、国家観光局統計センターの総合的推計として、元旦期間に中国各地の観光客受入数は計約1億2000万人で、累計観光収入は679億元に上ることを発表した。国家統計局サービス業調査センターと中国物流購入連合会がこのほど発表した統計によると、2016年12月、2017年の元旦と春節(旧正月)連休を前に、住民消費と密接に関係する業界は急速に拡大し、PMIは53%以上となった。
企業の統計からも、元旦連休の観光消費は幸先の良いスタートを切った。
「驢媽媽旅遊網」が発表した「2017年元旦旅行報告」によると、同ウェブサイトを通じて旅行を予約した国内住民は2016年同期と比べ2倍余りに上った。遊園地、温泉、スキーなどが今シーズンの人気だ。
「携程旅行網」発表の「2017年元旦新年旅行の傾向とランキング」によると、元旦期間のオンライン旅行者の1人当たり支出は4000元を超え、前年より明らかに増加した。
アマゾン中国の発表によると、スキーに注目する中国人観光客が増えている。これはスキーそのものだけでなく、スキー商品の購入方面にも表れている。上海、成都、武漢、南京、広州など南方の都市が2016年の10大スキー用品購入都市にランクインした、。
国務院が先日通達した「第13次五カ年計画観光業発展計画」によると、第13次五カ年計画期間に中国の都市・農村部住民の観光者数は年平均10%前後増加し、観光総収入は年平均11%以上増加し、観光直接投資は年平均14%以上増加する。
中国観光研究院の戴斌院長によると、中国観光経済の持続的好転は国内住民の所得水準、消費需要の高まりを反映するだけでなく、国内の供給側構造改革の成果を反映している。観光産業は有効供給を増やし、観光経済は中国経済の構造転換と高度化を後押しする重要な「レバレッジ」の1つになる。
人民網日本語版より2017年1月4日 |