中国外交部(外務省)の耿爽報道官は5日の定例記者会見で、シリア問題の双方が安保理決議に基づき、的確に義務を履行し、和平交渉を早期に再開し、政治プロセスを再開するよう促した。
報道によると、シリアの反政府武装勢力複数は最近発表した共同声明で、シリア政府が停戦合意に違反していることを理由に、シリア問題のアスタナ協議に関する交渉を凍結すると発表した。
耿報道官は「2016年の最後の日、国連安保理はシリア停戦の第2336号決議を全会一致で採択した。これは2017年にシリア問題を政治的に解決するための重要な基礎だ」と指摘。「われわれはシリアの双方が安保理決議の要請に基づき、的確に義務を履行し、和平交渉を早期に再開し、政治プロセスを再開することを希望する」と述べた。
また「中国側は引き続き公正で客観的な立場を堅持し、関係各方面と共に、シリア問題の全面的な政治解決、地域の平和と安定の回復、シリア及び地域の人々の幸福維持のために積極的かつ建設的な役割を発揮することを望んでいる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年1月6日