中国の王毅外相は現地時間7日、首都アンタナナリボで、マダガスカルのアタラー外相と会談を行いました。 王外相は「中国・マダガスカルが国交を樹立して今年で45年になる。両国は長期にわたって尊重しあい、支持し合い、平等に付き合い、試練に耐えられる良き友人、良いパートナーだ」と評価しました。
さらに「習近平国家主席は、中国・アフリカヨハネスブルグサミットで、アフリカの工業化と農業の現代化を目指す中国とアフリカの『10の重要な協力計画』を発表した。同サミットの成果を実行に移し、『一帯一路』(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)の国際協力を行うという2つのチャンスを逃さず、マダガスカルの開発の需要に従って、農業、漁業、加工製造業、観光サービス業、地域航空の5つの産業に重点を置き、互恵協力を進めると同時に、インフラ整備や、人的資源の開発、貿易と投資の利便化を重要な3つの支柱とすることを提案した」と述べました。
これに対し、アタラー外相は、5つの産業と3つの支柱という中国側の提案に賛同の意を示し、中国企業からの投資に歓迎の意を表しました。さらに「中国の『一帯一路』構想を支持し、早期にこの構想に加わりたい。これによって、マダガスカルの世界経済への融合、工業化と農業現代化の実現を推し進めていきたい」との考えを示しました。
両外相会談後の共同記者会見で、王外相は、『一帯一路』へのアフリカ諸国の参加に歓迎の意を示し、「習近平国家主席が打ち出した『一帯一路』協力は、中国が世界に向けて打ち出した重要な構想で、すでに100を超える国や地域からの賛同を得、早くも成果を上げている」と評価しました。
さらに「アフリカは、海上シルクロードの西端にある重要な目的地である。中国はこれまで、多くのアフリカの国々、とりわけ、アフリカ東海岸の国々と話し合って、喜ばしい成果を上げている。協力の進展に従い、アフリカ大陸はより多くの利益を得ることが出来る」と述べました。
王毅外相はまた同日、マダガスカルのヘリー大統領とも会談を行いました。
ヘリー大統領は「マダガスカルと中国は、長い友好的な歴史を持つ。両国人民は家族のような友情を保っている。中国は長年、マダガスカルの建設に多大な無私な貢献をしてきた」と高く評価しました。さらに、「習近平国家主席が打ち出した『一帯一路』構想を歓迎し、支持するとの姿勢を示し、この構想はマダガスカルを通じて、アフリカで実現できることを望む」と表明しました。(Mou)
中国国際放送局日本語部より
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