外務省の王毅外相は9日、タンザニアのダルエスサラームで同国のマキ外相と共同記者会見を開き、「中国は習近平主席が提唱する正しい『義利観(政治的には正義、道義を堅持し、経済的にはウィンウィンの原則を厳守するという観点)』を積極的に実施し、アフリカ諸国の自主的で持続可能な発展を支援していく方針だ」と明らかにしました。 王外相は「習主席は2013年のアフリカ訪問の際に、道義と利益の原則を共に厳守し、まず道義を優先する正しい『義利観』を提唱した。中国はこれを、新しい時期に発展途上国との協力を深めるための重要な原則にしている。正しい『義利観』の理念は中国とアフリカ諸国の運命をより密接につなげるものである」と述べた上で、「中国はアフリカとの協力を通して、アフリカ諸国の自主的で持続可能な発展を助け、最終的に双方の共同繁栄を実現させる」と表しました。
王外相はまた「現在、中国とアフリカはヨハネスブルグ・サミットで合意した共通認識を実施し、アフリカの工業化と農業現代化の実現を目標とする、『10項目の協力計画』を積極的に進めている。このプロセスにおいて、中国側は正しい『義利観』を貫き、タンザニアを含むアフリカ諸国と発展戦略をリンクさせる。そして生産能力協力を深め、インフラ施設などのコネクティビティ(相互連結性)を強めて、アフリカ大陸の振興、中国とアフリカの共同発展と繁栄に取り組んでいく」と示しました。(殷、謙)
中国国際放送局日本語部より
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