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外交部 オバマ政権の「遺産」について

 

オバマ政権は今週で任期を終える。外交部(外務省)の華春瑩報道官は19日の定例記者会見で、これに関する質問に「オバマ大統領就任以来、双方の共同努力の下、中米関係は重要で積極的な進展を得た」と表明した。

【記者】中米関係及びオバマ政権の「遺産」を中国側はどう評価するか。

【華報道官】オバマ大統領就任以来、双方の共同努力の下、中米関係は重要で積極的な進展を得た。特に過去3年余りで習近平国家主席とオバマ大統領はカリフォルニア、北京、ワシントンD.C.、杭州と数回会談した。双方はハイレベル及び各レベルで緊密な交流を保ち、二国間、地域、世界レベルの各分野の双方協力は実り豊かな成果を得た。中米の二国間貿易額、相互投資、人的往来はいずれも過去最高を記録した。双方は気候変動対策、二国間投資協定(BIT)交渉、両軍相互信頼メカニズムの構築、サイバー犯罪の取締り、アフリカのエボラ出血熱対策などで重要な進展を得た。こうした成果は中米関係の戦略的意義と世界的影響を十分に示し、中米は共通利益が溝を遥かに上回り、中米が協力すれば両国及び世界に寄与する大きな事を成し遂げられることを十分に物語っている。

過去8年間の中米関係発展の歩みを振り返ると、双方はいくつかの有益な経験を得られる。第1に、常に中米関係の正しい方向を把握する必要がある。中米は共通利益が溝を遥かに上回る。双方は友人、パートナーとなるべく努力し、対抗者や敵になるのを避けるべきだ。第2に、常に中米協力のパイを大きくするべく努力する必要がある。中米が協力すれば両国及び世界に寄与する大きな事を成し遂げられる。これによって中米がウィンウィンを実現するだけでなく、世界も利益を得てウィンウィンを実現できる。第3に、常に敏感な問題や溝を建設的に管理・コントロールする必要がある。相手の立場になって考え、互いの核心的利益と重大な懸念を尊重し、平等と相互尊重を基礎とする対話及び踏み込んだ意志疎通を通じて、誤解や誤った判断を回避し、相違点をうまく管理・コントロールし、中米関係の健全で安定した発展を確保する必要がある。こうした有益な経験はいずれも継続し、発揚する価値があると思う。(編集NA)

 

「人民網日本語版」2017年1月20日

 

 

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