(6)暮らしに密着したサービスが安定的に成長し、外食産業の大衆化・モデル転換がさらに成熟に向かう。ホテル産業、家庭向けサービス産業といった人々の生活に関わる産業の供給と需要、プラットフォーム建設、サービスシステムは大規模な開発とバージョンアップが必要であると同時に、規範化と指導を強化し、発展を加速させることも必要だ。
(7)流通分野の信用システム構築が持続的に推進される。ネット通販を含むビジネス上の信用失墜行為は消費者、実体あるビジネス、社会のムードを損ない、マイナス影響を与えるからだ。法治化された経営環境の構築と政府の監督管理の強化にともなって、不公平な競争現象が抑制され減少していく。
(8)農産品の流通チャネルがより多様化し、生産量に基づく販売量の設定、受注生産型農業、農産品の通販、生鮮食品の通販などが盛んになり、従来型の農産品卸売市場はモデル転換・バージョンが加速し、長期的に安定した生産販売システムの構築が促進される。
(9)ビジネス資本の浸透統合が加速し、中国企業の海外進出の歩みが加速する。中国の商社やその他のサービス型企業は次々に手を打ってグローバル化に向けた配置を進め、中国資本企業の海外における合併買収(M&A)の新たなページが開かれる。
(10)物流ニーズが安定し、宅配便の業務量が持続的で急速な伸びを示し、上場による資金調達とスマート物流の発展が物流産業発展のホットポイントになる。商業・貿易・物流企業は科学技術の進歩を重視し、標準化の取り組みを強化し、コスト削減と物流の効率向上に努力し、販売チャネルの拡大を共通の重点とする。
「人民網日本語版」2017年1月22日
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