李克強総理は18日の「政府活動報告」（意見募集稿）を議論する国務院全体会議で、部長（閣僚）らに「今年の『部長通路』は必ず昨年より優れたものにしなければならない」と指示した。

李総理は「現在の政府は民衆の懸念に速やかに応じ、社会各方面と緊密な意思疎通を図らなければならない」と指摘した。

「部長通路」とは人民大会堂北門内の通路を指し、毎年全国両会（全国人民代表大会・全国人民政治協商会議）期間中には記者達が集まり、続々と通る部長らに質問をすることからこの名がつけられた。昨年の「両会」期間中、この通路は李総理の「指示」の後、部長らが自ら発言する重要な通路に変わり、世論から高い称賛を得た。1年の時を経て、李総理は再び「部長通路」を課題として取り上げ、世論の重大な懸念について速やかに応じるよう明確に指示した。

さらに李総理は「成果も問題も明確に公開する必要があり、話は正々堂々とする必要がある。何か事が生じた場合も、黙秘したり、回答しないことがあってはならない」とした。

李総理は「われわれは社会主義市場経済を全力で推進している。そして市場経済のほとんどが実は予期管理となっている。毎年の『両会』はメッセージを発し、予期を指導し、士気を鼓舞する重要な場だ」と指摘した。（編集NA）

「人民網日本語版」2017年1月23日